近畿地方のある場所について、あれは宇宙人という説は本当?

映画『近畿地方のある場所について』を観たあと

私はしばらく「怖かった」というより

「あれ、何を見せられたんだろう?」という気持ちの方が強かったです。

この映画はお昼休みのお弁当時間と通勤、帰宅中に見ました!

結構続きが気になったのと1.5倍で見ていたので

1日で見終わるサクッと見れる映画です・・・が!

ホラーや怪異、グロテスクなシーンが苦手な方はご飯食べれなくなるかもしれません(笑)

今日は「近畿地方のある場所について」の感想、考察、宇宙人説を書いていきます!

近畿地方のある場所について、ましらさまが宇宙人?

近畿地方のある場所についてには「ましらさま」という存在が出てきます。

まず、ましらさまという存在を整理したいです。

ましらさまは、単純に「山にいる怖い神様」と言ってしまえばそれまでなんですが

映画を思い返すとかなり変です。

山にいる。
女性を呼ぶ。
子供たちの遊びにまで入り込む。
石や祠と関係している。
そしてまさるという人物ともつながっている。

この時点でただの宇宙人や幽霊ではない感じがします。

まさるについてもかなり重要です。

考察では、昔話「まさるさま」に登場するまさるが

母を失ったあと、空から降ってきた神様のような存在に助言され

女性を誘って嫁にしようとしたという話が紹介されています。

そしてまさるが死んだあとも、山から女性を呼ぶ声が聞こえるようになる。

ここが本当に気持ち悪いんです。

つまり

まさるは最初から怪異だったのではなく

何かに触れてしまった人間

だった可能性があるんですよね。

私はここが一番怖いと思っています。

まさる自身がラスボスというより

まさるもまた“何か”に利用された側に見えるんです。

もともと山や石に得体の知れないものがあって

まさるはそこに巻き込まれた。

そして、まさるの話が「まさるさま」になり

さらに「ましらさま」という遊びに変化していった。

完全に“感染”の構造ですよね・・・。不気味!

さらに映画の途中で印象に残る女性と子供の霊のような存在。

あれもただの幽霊として見るより

ましらさまの現象に取り込まれたものとして見る方が私はしっくりきます。

女性はましらさまに“嫁”として連れていかれる存在として

考察されることがあります。

原作側の考察ではましらさまは女性を嫁にしようとする怪異として語られ

嫁になった女性はおかしくなり、最終的に死に向かうという見方もあります。

すごく嫌だぁぁ~~~!!

殺すだけじゃない・・・
驚かすだけでもない・・・
取り込むんです!!!!!!!!

しかも子供たちの方にも影響が出ている。

団地では「ましらさま」という遊びが子供たちの間で行われていたとされます。

男子が女子を追いかけ

捕まった女子が身代わりを立てるという形の遊びだったという考察があります。

この遊び、私にはただのごっこ遊びには見えませんでした・・・。

子供の遊びって普通は誰かが考えて、

流行って、飽きて終わるものです。

でも「ましらさま」の遊びは

まさるの伝説や山の怪異と妙につながっていて

まるで子供たちの遊びを通じて怪異が広がっているように見えるんです。

しかも、捕まった子が身代わりを差し出すというルールが怖くないですか?

これはもう、子供向けに薄まった儀式みたいですよね・・・。

そしてもう一つ・・・生き物を飼わないといけない、という要素も不気味です。

普通の神様や祟りなら、供物を捧げるとか、祈るとか、祀るとか・・・

そういう関係になると思うんです。でも生き物を飼う必要がある

という感覚は少し違います。

祈りというより、生贄。
供養というより、生贄。
信仰というより、生贄。

生贄感満載・・・怖いっ!!!!!

このあたりまで来ると、神様というより・・・

地球外の生態系に触れてしまったような気持ち悪さがあります。

ましらさま宇宙人の考察①

ましらさま宇宙人説がありますが

まず一つ目は、やっぱり見た目の違和感です。

これはかなり主観なのですが

映画のましらさまって、幽霊というより宇宙人っぽく見えるんですよね。

もちろん見た目だけで「宇宙人だ」と決めるのは雑です。

でも、あの顔の不自然さ、人型なのに手が多いところ、

微妙にバランスがズレている気持ち悪さ。

あれはいわゆる怨霊の怖さとは違いますよね・・・。

幽霊ってどこかに“元人間”の名残があるじゃないですか。

悲しそうだったり、恨んでいたり、苦しんでいたり。

でも、ましらさまにはそれがないように感じます。

人間っぽい形をしているのに、感情が読めない。

見た目がシンプルすぎる。

私はすごく宇宙人っぽいと思いました。

完全な化け物ならまだいいんです。

人外だけど人型・・・

そして人の言葉を話す・・・

この「似ているのに違う」が一番気持ち悪いんです。

あと、まさるという人間の話と重なってくることで

ましらさまが元人間なのか

それとも人間を真似ているだけなのか分からなくなるんですよ・・・。

私は、ましらさまの見た目は「人間だったもの」ではなく

「人間に寄せてきたもの」に見えました。

だから宇宙人説が妙にしっくり来るんです。

ましらさま宇宙人の考察②

ましらさま宇宙人説の二つ目は、噂の広がり方です。

ましらさまの怖さは山に行ったら襲われる!

という単純なものではないんですよ。

昔話になる。
子供の遊びになる。
団地に広がる。
人の記憶や噂に入り込む。
そして、調べている人間に近づいてくる。

この広がり方があまりにも情報的なんです。

普通の怪異なら

その場所に行かなければ大丈夫!!

という逃げ道があります。

でも『近畿地方のある場所について』は

調べた時点で少し巻き込まれている感じがするんですよね。

知る。
話す。
考える。
調べる。

それだけでましらさまとの距離が縮まっていく。

これは幽霊というよりウイルス・電波、あるいは情報生命体みたいです。

子供たちの「ましらさま」という遊びも

まさにこの情報感染の一部に見えます。

子供は意味を深く理解せずに遊びます。

だからこそ危ない!!危険!!

自分の子供が身代わりとかなんだか言う怪しい遊びをしてたら止めるレベル!!

怪異にとって子供の遊びほど広がりやすい媒体はないと思うんです。

「こういう遊びがあるよ」
「捕まったら身代わりを出すんだよ」
「ましらさまっていうんだよ」

そうやって意味が分からないまま広がっていく。

私はここにかなり宇宙的な怖さを感じます・・・。

宇宙人というと、円盤に乗ってやってくる姿を想像しがちですが

もっと怖いのは、認識や情報を通じて侵入してくる存在です。

ましらさまは物理的に来るというより

人間の文化や遊びや噂の中に入ってくる・・・

それが宇宙人ぽいと思われるのと感じます。

ましらさま宇宙人の考察③

ましらさま宇宙人説三つ目は、目的が見えないことです。

ましらさまが本当に怖いのは、何をしたいのか分からないところです。

女性を嫁にする。
子供に影響する。
まさるを通して伝説化する。
石や祠と結びつく。
人に何かを飼わせる。

いろいろな現象はあるのに、中心にある目的が見えません。

恨み、怒り、復讐なら分かります。

が!

ましらさまにはそういう人間的な動機が見えにくいんです。

ただ広がって、取り込んで、そこにある。

この無機質さが本当に意味が分からない。

私はそれが一番、宇宙人説とつながると思っています。

人間はどうしても相手に感情や目的を求めます。

でも相手が人間ではないならそこに意味を探しても無駄なのかもしれない。

ましらさまは怒っているのではなく

ただ繁殖しているだけかもしれない。

祟っているのではなく

ただ反応しているだけかもしれない。

人を選んでいるのではなく

条件に合ったものを取り込んでいるだけかもしれない。

そう考えると、ものすごく気持ち悪いです!!

神様でも幽霊でもなく

もっと生物的で

もっと無機質で

もっと理解不能なものだな、と。

それを昔の人が「まさるさま」と呼び

子供たちが「ましらさま」として遊び

人間たちが宗教や祠の形で無理やり理解しようとしたのかな。

でも、本体はまったく別のものだった。

ましらさまが何を考えているのか本当にわからない!!

ましらさま、あなたは何をしたいの?

でも宇宙人に会って何をしたいの?と思ってもわからないですよね。

ましらさまってきっとそんな存在なのかなーと思い

そんなところが宇宙人説に繋がるのかなと思いました。

近畿地方のある場所について、ましらさまは怖い!

ましらさまの怖さは

正体不明だから怖い

というだけではないと思います。

怖いのは、「人間が理解しようとして全部失敗している感じ」です。

まさるという昔話にする。
祠に祀る。
石を御神体にする。
子供の遊びにする。
宗教のような形で扱う。
生き物を飼って呪いを回避しようとする。

人間は何とかして

ましらさまを自分たちの理解できる形に押し込めようとしているんですよね。

でも押し込めきれていない・・・。

だから変な形で漏れ出してくるんですよ。

女性の霊。
子供の霊。
ましらさまの遊び。
黒い石。
山から呼ぶ声。
祠。
生き物を飼うと生き延びるという異様なルール。

全部がバラバラに見えるのに、どこかでつながっている。

この「分かりそうで分からない」感じが、本当に奇妙なんです。

私はましらさまを単なる幽霊として見るより

宇宙人、あるいは宇宙的な何かとして見た方が

映画全体の気持ち悪さが強くなると思っています。

もしかして「まさる」を助けたのが

神様ではなく「宇宙人」だとしたら?

これは宇宙からの地球侵略???

「幽霊です」と言われる方が逆にしっくり来ないんですよ。

もちろん、宇宙人説が正解だと断言するつもりはありません。

原作を見てないので映画だけ見る分にはただの「怪奇現象」

でもこの映画は多分正解を一つに決める作品ではないんですよね。

観た人に「あなたはこれを何だと思いますか?」と問いかけてくる作品です。

そして私は、その問いに対してかなり本気でこう思ってしまいました。

ましらさまは、人間が神様や幽霊として処理しようとした

もっと別の存在だったのではないか。

まさるはその正体ではなく

最初に名前を与えられた被害者だったのではないか。

子供たちの「ましらさま」は遊びではなく

怪異が人間社会に入り込むための形だったのではないか。

そう考えると、この映画はかなり怖いです。

ただの心霊ホラーではなく

「人間が理解できないものを、無理やり理解したことにしてしまう怖さ」

の話に見えてくるからです。

そして最後に残るのは、すごく嫌な感覚です。

ましらさまは、怖い。

見た目とかの以前の話で。

何がしたいのか目的が本当にわからない・・・。

目玉を集めてるのも、ましらさまについて調べている人々がみんな

どんどん狂っていくのも怖いんですよね。

なんで調べてるだけでそうなっちゃうの?って。

これが「感染」なのかな、と思うとただの怪異ではないんですよ。

やはり情報操る宇宙人なのか・・・?

神様=宇宙人説ありますかね?

でも本当に怖いのはましらさまそのものよりも

私たちがそれを見て、名前をつけて、考察して、

分かった気になってしまうことなのかもしれません・・・。

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