「銀河の一票」第8話を見終わったあと、まず思ったのは、
「このドラマ、本当に政治だけの話じゃないな」
ということでした。
7話では鈴原ほのかとの過去が描かれ、「ありがとう、消えないでいてくれて」という言葉に大号泣しました。
そして8話。今度は声優という仕事、AI技術、そして人の尊厳というテーマに踏み込んできます。
しかもまさかの日髙のり子さんご本人登場。声優好きとしても胸が熱くなる回でした。
銀河の一票8話「不完全な私たちが届けたい希望」あかりの成長に胸が熱くなった
銀河の一票8話は前回の出馬会見の続きから始まります。
副知事として
星野茉莉(黒木華)
五十嵐隼人(岩谷健司)
雲井蛍(シシド・カフカ)
の3人を指名したあかり(野呂佳代)。
当然記者からは疑問の声が上がります。
でもあかりはしっかり答えるんです。
「副知事の選任には都議会の同意が必要であり
また副知事4名のうちの2名は都庁職員からの
選任が慣例となっていることは存じています」
ここでまず驚きました。
あのあかりが!!!
政治なんて全然知らなかったあかりが。
ちゃんと勉強してるんですよね。
そして続けます。
「私が私の不完全さを自覚しているからです」
「不完全な私でも仲間のサポートにより首都東京のリーダーになりうる」
さらに
「不完全な私たちが不完全なまま安心して希望を持てる社会」
「明日を楽しみに安心して眠れる社会」
「自分のことで精いっぱいにならなくていい安心して誰かを思える社会」
と語り
『8つの安心』
を公約として掲げます。
正直、ここは感動しました。
無知だったあかりが公約の話をするなんて・・・。
公約の内容もしっかりわかりやすく胸に響きます。
すごく勉強したんですね。
努力が伝わってきました。
日山の隣には最強秘書がいる!藤堂昴が本当にすごい
銀河の一票8話、あかりの会見を見ていた
日山流星(松下洸平)は当然面白くありません。
文句も言います。
でも私が今回気になったのはそこじゃないんです。
藤堂昴(倉 悠貴)です。
本当にこの人すごい。
日山が何か言う前から必要な資料を持ってくる。
来賓とかぶらないようにネクタイを変えておく。
言われる前に動いているんですよね。
星野幹事長の秘書・雫石も相当なやり手ですが
藤堂も負けていません。
政治家本人が優秀なのはもちろんですが
こういう秘書の存在がいるから政治家は動けるんだろうなと思いました。
やっぱり政治家の秘書になるって
ここまで先回りして考えられないと務まらないんでしょうか。
見ていて感心してしまいます。
民政党が分裂?そしてチームあかりが本格始動
銀河の一票8話のその後の星野幹事長と雫石のシーンも不穏でした。
星野幹事長は会見を見ながら
「面白いねぇ」
と笑います。
雫石は
「問題ない」
と答える。
ところがそこへ民政党都議団団長の洋野、他数名の議員が現れ
星野幹事長へ離党届を提出します。
ここでも星野幹事長は
「面白いねぇ」
と呟くんですよね。
でも全然面白くないと思うんです・・・。
だって民政党、どんどん主要メンバーが減っています。
葛巻たちも離れた。
内部で何かが起きている。
内部分裂なのか。
こういうのも政治の世界にはつきものなんでしょうね。
一方チームあかりは暴露系Vチューバーの透を使って世論工作。
もちろん本人たちも了承済みです。
五十嵐や蛍が星野幹事長に切られたことを暴露し、
「アベンジャーズ」
として認識してもらうため。
これがまた面白かったです。
「ふるるん」が伏線回収!そして日髙のり子さん本人登場
銀河の一票8話、ここからの展開は本当にワクワクしました。
選挙カー問題。
ポスター問題。
都知事選の掲示板は1万4000箇所。
でもチームあかりにはお金も人も足りません。
どうするのか。
そんな時です。
ポスターを見ていた蛍が思い出します。
7話で言っていた
「あかりちゃん誰かに似てる」
という話。
ここで伏線回収です。
「あれ、ふるるんじゃない?」
そう。
アニメのふるるん。
そしてその声優が「白鳥光留」という超有名人だという話になります。
みんなが盛り上がっていると
あっちゃんが一言。
「ひかるちゃん?ボランティアよ、ポスター貼りの」
えぇぇぇぇ!?ってなりました(笑)
みんな大興奮!!!
ウグイス嬢になってもらえたら最高じゃない!?
そんな空気になります。
一応あっちゃんに連絡をお願いしました。
その頃、茉莉のもとに雨宮楓(三浦透子)から連絡が入ります。
「今夜、会えますか?」
二人が向かったのはいつものカラオケ店の一室。
この二人本当に毎回カラオケなんですよね・・・
バレないのかなと思いますがこの場所が結構好きです。
政治家でもなく、記者でもなく
肩書きを少し置いて本音で話せる場所みたいで。
雨宮は、以前から気になっていた例の手紙について調べ続けていました。
茉莉や五十嵐の元に届いた
「殺したのは星野幹事長」
という謎の手紙です。
ただ、その調査の中で雨宮は何か不自然な点に気付いた様子。
雨宮の話を聞いていると
「これ、思っていたより大きな話になるのでは・・・?」
と少しゾクッとしました。
この件については今後詳しいことが分かり次第、改めて掘り下げたいと思います。
そして雨宮と別れた茉莉が帰宅すると、そこで思わぬ光景を目にします。
なんとあかりが泣いているんです。
最初は何事かと思いました!!
ところが理由を聞いてみると
昼間に話題になっていたアニメ『ふるるん』を見ていたとのこと。
しかも
「すごく良かった・・・」
と。
そして
「一緒に見よう」
と言い出します。
そこから二人で『ふるるん』鑑賞会が始まるんですが・・・
見終わったあと、二人とも号泣。
もう涙ボロボロです(笑)
政治ドラマを見ていたはずなのに、突然アニメで大泣きしている二人。
でもこのシーンすごく好きでした。
なんだか選挙とか陰謀とか難しい話ばかり続いていたので
少しだけ心が休まる時間なんですよね。
本当に心が洗われている感じ。
それがまた面白いんです。
そして二人は
「白鳥光留さんにウグイスをお願いできたらいいね」
「私たちの花も咲いてるかな」
なんて話しながら洗濯物を干します。
こういう何気ない日常シーンがあるからこそ
チームあかりの距離感の近さが伝わってくるんですよね。
そんな穏やかな時間が流れる一方で
五十嵐と茉莉はこっそり別の話をしていました。
茉莉の母親の死についてです。
選挙戦が始まろうとしている今、避けては通れない話。
静かに話し込む二人。
するとその時です。
銭湯の入口から遠慮がちな声が聞こえてきました。
「あの・・・」
振り向くと、そこには一人の女性。
その瞬間、私は思わず画面を見返しました。
「あっ!!」
「この人・・・!」
7話のラストに出てきた、あの謎の女性です。
まさかここで回収されるとは思いませんでした。
あかりたちは当然、
「ボランティアの方ですか?」
と尋ねます。
女性は小さく頷きます。
そこで事務所の中へ案内し
ボランティア登録のために名前を書いてもらうことになります。
そして名前を書いた紙を見た瞬間。
みんなの表情が変わりました。
「あ!!」
「声優の白鳥光留さんだ・・・!」
そう。
そこにいたのは、昼間話題になっていたあの
日髙のり子さん演じる白鳥光留。
まさかご本人が出るとは思いませんでした!
本当にびっくりしました・・・。
AIに奪われる声…白鳥光留の苦しみが刺さった
銀河の一票8話に登場した日髙のり子さん演じる白鳥光留。
白鳥は言います。
8つの安心に共感したから来た。
ぜひお手伝いしたいけれど今は精神的な要因で声が出ない。
そして、あかりと茉莉のおせっかいが始まります。
「何に困ってますか?」
「何があなたを苦しめていますか?」
「本当に助けてほしい人ほど触れてほしくないという空気をまとっている」
この二人、本当に放っておけないんですよね。
そして白鳥は打ち明けます。
生成AIに声を使われている。
最初は技術の進歩だと思った。
声を失った人を助けられる。
素晴らしい技術だと思った。
でも
「命を感じてしまったんです」
この言葉が重かった。
さらに続けます。
「私だったらこうする、こうできるのにって悔しくて」
「この先もっと進歩して」
「私が長い長い時間かけて育てた声、技術、演技・・・」
「全部再現されちゃったら私はどうなるんだろうって」
ここは本当に考えさせられました。
AIは便利です。
でもその裏で苦しんでいる人もいる。
そして茉莉が言います。
「技術の進歩は人の為にあるべきです」
「人にとって代わるために、人の尊厳を踏みにじっていいわけではありません」
さらに
「都政が先に追いつきます」
「あなたを守るための条例を考える」
と力強く宣言します。
さすがチームあかり。
一人のためにも動く。
誰も取りこぼさない。
それがチームあかりなんですよね。
AIを使うのは私たち。
この言葉もすごく心に残りました。
「元気!勇気!花よ咲け!」で涙腺崩壊
そして銀河の一票8話、ラスト。
帰る白鳥を蛍が追いかけます。
そこで息子・ひなたの話をするんです。
ここでまた伏線回収。
「元気!勇気!花よ〜咲け!!」
これ、ふるるんのセリフだったんです。
蛍を仲間にするときに出てきた何気ないセリフだと思っていたのに
ここで繋がるの!?
と思いました。
ひなたくんはずっと『ふるるん』が大好き。
そしてただ好きなだけじゃなく
「ふるるんみたいになりたい」
と思いながら毎日頑張っているんです。
その話を聞いた白鳥は少し照れたように言います。
「私じゃなくて、ふるるんです」
声優さんらしい言葉ですよね。
キャラクターが愛されているのであって、自分ではない。
きっと長年そう思ってきたんだと思います。
でも蛍はそこで首を横に振るんです。
「光留さんが声をしてくれてるからふるるんなんじゃないですか」
さらに続けます。
「ちゃんと受け取ってますからね」
「この先どんなにAIが進化してもあんな名人芸出来るとは思えない」
という言葉。
ここが今回のテーマの核心だった気がします。
白鳥はずっと苦しんでいました。
AIに声を学習されること。
自分が何十年も積み重ねてきた技術や経験がコピーされること。
声を出すことすら怖くなってしまうほどに。
でも蛍の言葉は違いました。
技術の話じゃない。
データの話でもない。
その声で誰かを勇気づけたこと。
誰かの人生の一部になったこと。
そこに価値があるんだと伝えてくれたんです。
だからこそ白鳥は思わず涙を流します。
私もここはグッときました。
AIがどれだけ進化しても
人が誰かを励ました記憶までは
コピーできないんじゃないかなと思ったんですよね。
そして白鳥を見送ったあと、蛍は事務所へ戻ります。
そこでみんなに向かって言い放つんです。
「やるよ、告示日当日全掲示板制覇!」
この一言で空気が変わりました。
東京都内には膨大な数の選挙ポスター掲示板があります。
お金もない。人手も足りない。普通に考えれば無理です。
でも蛍は諦めない。
「公約、政策は守る」
そして続けます。
「掲示板全制覇、そんなことも出来ないやつに政策は守れない」
いやもう、かっこいいんですよ。
確かにその通りなんです。
小さな約束も守れない人が、大きな約束を守れるわけがない。
だからまずは目の前のことをやり切る。
この蛍の言葉でチームあかりの空気が一気に引き締まります。
それまで少し疲れも見えていたメンバーたちの表情が変わるんです。
「やるしかない」
そんな顔になる。
チームがまた一つになった瞬間でした。
そして告示日に向けて、事務所は一気に慌ただしくなっていきます。
ポスター。
チラシ。
ボランティア。
スケジュール。
誰もが走り回る。
まさに選挙戦前という雰囲気です。
そんな頃――。
白鳥は一人で街を歩いていました。
まだ完全には立ち直れていません。
AIへの不安も消えたわけではない。
自分の声への迷いも残っている。
そんな中で、偶然ひなたくんと遭遇するんです。
空手着を着たひなたくんが道場の前に立っています。
そして小さな声で何かを呟いている。
その姿を見た白鳥は思わず足を止めるのでした。
ここから先のシーンがまた、本当に素晴らしかったんですよね。
ひなたくんは空手を習っていますが気弱な子なのでまだ慣れない様子。
会館の前でふるるんのセリフを口にしています。
転んでも
また立ち上がって
「元気!勇気!」
と呟く。
それを見た白鳥は思わず叫びます。
「勇気!!」
その瞬間。
ずっと出なかった声が出たんです。
私はここでも泣きました。
ひなたくんを応援したい。
その気持ちが白鳥の声を取り戻した・・・
本当に素敵なシーンでした。
私はひなたくんも白鳥さんもがんばれ!!って思いながら
うるうるして見ていたのですが
白鳥さんの声が出た瞬間、号泣・・・。
8話も本当に泣かされました。
そしてまさかの日髙のり子さん本人登場。
相変わらず素晴らしい声。
そして迫真の演技。
さすがベテラン声優さんです。
7話の伏線も回収されて
AI問題という現代的なテーマも扱って
見どころの多い8話でした!!
予告でウグイス嬢の声が白鳥さんの声に聞こえたので
あの美しい声の選挙カーを楽しみにしています!

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